冬の夜空に咲く大輪の華バラ星雲を捉える 

撮影データ

名 称:バラ星雲(NGC2244)
鏡 筒:So7ED70FF
赤道儀:JUWEI-14
カメラ:ZWO 585MC Pro Air (QBandフィルター)
露出時間:5分× 20枚(合計100分)
撮影日:2025年11月15日


バラ星雲(NGC2244)とは?

地球からの距離:5,200光年

満月の3倍ほどの大きさに見える非常に巨大な散光星雲です。
中心部にある若い星々(散開星団NGC 2244)から放たれる強力な「恒星風」によって、周囲のガスが吹き飛ばされ、中心が空洞になった独特の形状をしています。


空の条件

バラ星雲はHα線(水素が放つ赤い光)が非常に強いため、
空が澄んでいるほど色が濁らずに写ります。
冬特有の乾燥した空気のおかげで、地平線近くまで星がまたたかない、最高のヌケ(透明度)でした。


■ 宇宙の芸術品

その名の通り、宇宙に咲き誇る真っ赤なバラのような姿は、撮影するたびにその美しさに圧倒されます。今回は、この巨大なガス星雲の「もくもく感」をどこまで引き出せるか挑戦しました。
処理を終えてモニターに深紅のバラが現れた瞬間は、冬の寒さも忘れるほどの感動です。
中心部の青白い星々と、それを取り巻く真っ赤なガスのコントラストは、まさに宇宙の芸術品ですね。